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リフォーム時のアスベスト対策ガイド|床・天井・外壁の注意点

戸建てリフォームで見落としがちなアスベスト建材(床の長尺シート・天井のケイカル板・外壁の仕上塗材)を解説。事前調査の義務化や安全な対応方法、ショウテクトへの相談方法もご紹介します。


その床材・天井材、リフォームで剥がして大丈夫ですか?

「実家をリフォームすることになったけど、古い床材や天井材にアスベストが入っていないか心配…」

築年数の経った住宅のリフォームやご実家の解体をご検討中の方から、こうしたご相談を数多くいただきます。

アスベストというと工場や大型ビルの話だと思われがちですが、一般的な戸建て住宅にも、ごく身近な建材として使われてきた歴史があります。今回は、リフォームの際に特に見落とされやすい3つの建材と、事前調査の義務化の内容、そして実際にご自宅で心当たりがある場合の進め方を詳しくご説明します。

まず知っていただきたいこと|築年数による目安

建材への石綿使用は2004年に原則禁止となりました。さらに2006年9月1日には、含有量0.1%を超える製品の製造・使用が全面的に禁止されています。

つまり、この時期より前に着工された建物には、アスベストを含む建材が使われている可能性があるというのが基本的な考え方です。

ただし、築年数だけで「入っている・入っていない」を断定することはできません。同じ時期に建てられた住宅でも、使われている建材や施工業者によって差があるため、最終的には現地での調査による確認が必要になります。

リフォームで見落としがちな3つの建材

① 床の「長尺塩ビシート」

台所や洗面所、廊下などによく使われている、ロール状の塩ビ系床材です。

見た目は現在のクッションフロアとほとんど変わらないため、専門家でなければ判別がつきません。古いタイプの長尺シートには、裏打ち材にアスベストを含むものがあり、リフォームで床材を剥がす際に問題になりやすい箇所のひとつです。

② 天井の「ケイカル板」

洗面所や脱衣所、押入れの天井などに使われる、白っぽい不燃ボードです。

ケイカル板自体は現在も広く使われている建材ですが、古いタイプの製品にはアスベストが含まれているものがあります。天井の点検口を開けたり、リフォームで天井を解体したりする際に注意が必要な部分です。

③ 外壁の仕上塗材・モルタル

外壁というと「サイディングを張り替えるだけ」と思われがちですが、実は下地のモルタルや、スプレーで吹き付けられた仕上げ塗材(じゅらく調・凹凸模様の吹付材など)にアスベストが含まれているケースがあります。

板状の建材と違って「薄い塗装」のように見えるため、意識されにくいポイントです。外壁の一部を削ったり、下地から補修したりするリフォームでは特に注意が必要です。

事前調査は「義務」になっています

2023年10月から、建物の解体・改修工事における事前調査は、法令上の資格を持つ調査者(石綿含有建材調査者など)が行うことが義務化されました。

また、解体工事は床面積80㎡以上、改修工事は請負代金税込100万円以上の場合、調査結果を電子システムで行政に報告することも義務となっています(詳細は環境省の解説ページ国土交通省のアスベスト対策Q&Aもご参照ください)。

つまり、「なんとなく古そうだから心配」で終わらせるのではなく、有資格者による事前調査を受けることが、今はリフォームの標準的な手順になっています。

調査でアスベストが見つかったら|過度に心配しなくて大丈夫です

調査の結果アスベストが見つからなければそれで安心できますし、見つかった場合も、今回ご紹介した3つの建材(長尺シート・ケイカル板・仕上塗材など)は「レベル3建材」に分類されます。

レベル3建材は、吹付け材などの「レベル1・2建材」と比べて飛散リスクが低く、決められた手順(湿潤化、養生、適切な廃棄など)を踏めば安全に対応できる建材です。過度に恐れる必要はありません。

調査から工事完了までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング:リフォーム予定の箇所や築年数などをお伺いします
  2. 現地事前調査:資格を持つ調査者が目視・図面確認を行います
  3. 必要に応じて分析調査:試料を採取し、専門機関で分析します(「みなし含有」として扱う場合は分析を省略することも可能です)
  4. ご提案・お見積り:調査結果に基づき、対応方法と費用をご案内します
  5. 施工:湿潤化や養生など、法令に沿った手順で安全に施工します
  6. 報告書のご提出:必要な行政報告まで対応します

よくあるご質問

Q. 築年数が新しい家でもアスベストは入っていますか?
2006年9月以降に着工された建物であれば、法律上は含有製品が使用されていないはずです。ただし着工時期が不明な場合や増改築の履歴がある場合は、念のため調査をおすすめしています。

Q. 調査だけを依頼することはできますか?
可能です。リフォーム会社や解体業者を決める前の段階で、事前調査だけをご依頼いただくこともできます。

Q. アスベストが見つかったら、必ず高額な工事になりますか?
建材の種類や範囲によって費用は異なります。レベル3建材の場合、レベル1・2に比べて対応の規模が小さく済むケースが多くあります。まずは調査の上でお見積りをご案内します。

ショウテクトができること

弊社は名古屋市南区を拠点に、戸建て住宅から大型施設まで、アスベストの調査・除去・封じ込め工事を手がけております。社内に石綿作業主任者・石綿含有建材調査者の資格者が在籍しており、事前調査から工事、行政への報告書提出まで一貫して対応が可能です。

「うちの床や天井、外壁は大丈夫だろうか」という段階からのご相談も歓迎しております。まずは現地調査から、お気軽にお問い合わせください

ご不明な点や、リフォーム箇所の写真からの簡易診断をご希望の場合、お急ぎ場合は052-627-0117までご連絡ください。

 

2026.09.16