■工事の背景
春日井市内の市営住宅において、約17メートルの高さを有する煙突にアスベスト含有の断熱材(カボスタック)が使用されていたため、
安全な解体を目的に除去工事を行いました。
上部・下部に分けた施工で、住民や周辺環境への配慮を徹底しました。
■工事情報
- 所在地:愛知県春日井市
- 建物名:市営住宅116号棟
- 工期:2025年5月20日~2025年5月28日
- 施工範囲:煙突(上部・下部)カボスタック
- 煙突の高さ:約17m
- 対象物質:アスベスト(レベル2)
- 使用工法:ウォータージェット工法
- 管理体制:負圧集塵機による厳重な管理/行政立ち合いあり
■作業工程・施工の様子
▷清掃と止水堤設置作業

▲作業エリア下部にブロックを組み、止水堤を設置した様子。
周囲への汚水・廃液の流出を防ぎます。

▲煙突下部の開口部周辺を掃除機で丁寧に清掃している様子。
粉じんの飛散を防ぎ、安全な作業環境を整えます。
▷養生設置と準備作業

▲壁面へのシート施工作業。密閉性を高めるため、
壁面もしっかりと養生しています。

▲煙突下部の床面にて養生用のシートを丁寧に施工している模様。
二重の保護層により作業中の安全と清潔を確保します。

▲内部養生が完成した状態。
作業対象である煙突下部が中心に見え、
養生シートが全面に張られた様子が確認できます。

▲クリーンルームの設置が完了した外観。
外部と完全に隔離された構造により、
周囲環境への影響を最小限に抑えます。
▷看板設置

▲煙突下部にて、石綿除去作業中の看板と立入禁止看板を設定し、
安全管理を徹底。

▲煙突上部でも同様に作業中であることを明示した看板を設置。
第三者の立入を防止します。
▷行政立ち会い検査

▲地上の作業区域にて
行政担当者が安全設備と施工状況を確認している様子。

▲煙突上部の状態を行政立ち会いのもと確認。
作業の安全性と手順の妥協性を検証。
▷機材搬入と負圧集塵機の設置

▲高圧洗浄機による煙突内部洗浄のため、
専用の洗浄機を搬入
施工前に機材を整備・準備。

▲作業エリア内を常に負圧状態に保つことで、
アスベストの飛散防止を徹底します。
▷煙突内部のアスベスト除去作業の様子

▲煙突上部から高圧水でアスベストを除去する
ウォータージェット工法を実施。

▲煙突下部にて、水圧のよって除去したアスベストを
固形状にし、回収しやすくするためにポリマー散布を実施。

▲固形状したアスベストを黄色の専用袋に
一重目として袋詰め。
▷煙突のアスベスト除去完了と検査の様子

▲煙突のアスベスト除去完了後、
現場責任者が立ち会い、除去状況を確認しました。。

▲除去完了後の煙突下部について、
作業責任者による完了検査を実施。
▷固化材吹き付けによる飛散防止処理の様子

▲飛散防止のため、粉塵飛散防止剤を
使用して固化処理を実施。

▲煙突内部の除去面に対し、テクノウェットWを
使用して固化処理を実施。

▲下部の作業空間にて、養生シートに固化材を吹き付け。
作業エリア全体を安全に維持。
▷養生除去と事後清掃の様子

▲煙突上部の作業終了後、設置していた養生シートを丁寧に撤去。

▲アスベスト除去作業後、下部周辺の清掃作業を実施。
掃除機で粉じんや残材を吸引。
▷施工前と施工後

▲施工前(下部)

▲施工前(下部)

▲施工前(上部)

▲施工前(上部)

▲施工後(下部)

▲施工後(上部)
お問い合わせ
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アスベスト関連リンク
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